地方の居抜き物件売却における注意点と対策について

query_builder 2022/12/06
居抜き
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居抜き物件での店舗経営を辞めようとしている方は、居抜き物件の処分に困ることもあります。
中でも、地方にある居抜き物件は、売却しようにもなかなか売主の思い通りにいかないケースが多いです。
今回は、そのような地方の居抜き物件売却における注意点、対策について解説しますので、興味がある方はぜひご覧ください。

地方の居抜き物件売却の注意点は?

まずは、今後地方の居抜き物件を売却しようとしている方が、どのようなところに注意すべきなのかを見ていきましょう。

そもそも買い手が見つかりにくい

都心部やその周辺エリアにある居抜き物件に比べて、地方の居抜き物件は買い手が見つかりにくい傾向にあります。
その理由としては、主に以下のことが挙げられます。

・古い建物が多い
・アクセス環境が悪い
・面積が広い物件が多い

地方の居抜き物件は、単純に建物が古いケースが多いことが売りにくさにつながるケースが多いです。
中には、1981年以降の新耐震基準をクリアしていない居抜き物件も珍しくありません。
もちろん、すでに店舗経営を辞め、管理もできていないような居抜き物件の場合、安全性の問題だけでなく、美観的な面でも魅力は低く、現況での売却は極めて難しいでしょう。
また、地方の居抜き物件に買い手が付きにくい理由としては、アクセス環境の悪さも挙げられます。
周辺の交通網が発達していれば、多少建物が古くても、「古民家で店舗経営をしたい」といった若い方などもターゲットにできる可能性がありますが、そうでなければ、かなりターゲットの幅は狭まってしまいます。
そして、地方の居抜き物件は、都心部に比べて面積が広いケースも多いです。
あまりに面積が広いと、いくら地方とはいっても売買価格、整地費用などは高くなるため、敬遠される可能性は高くなります。
その他、生活インフラや周辺施設などの環境が十分でないことや、仲介を依頼できる不動産会社の数が少ないことなども、地方の居抜き物件の買い手が見つかりにくい理由として挙げられます。

個人間売買はしない

地方の居抜き物件を売却する場合、近隣住民の方などが買い手となるケースが多いです。
しかし、どれほど親しい間柄であっても、個人間売買をしてはいけません。
個人間売買とは、不動産会社に仲介を依頼せず、売主と買主のみで居抜き物件売買を行うことをいいます。
当事者のみが契約内容に合意すれば、スムーズに契約が進むため、一見便利な方法のように見えますが、実際は以下のように数多くのリスクがあります。

・売買契約書の作成に時間がかかる
・建物の現況確認を忘れやすい
・引き渡し日、入金日などが明確になっていない など

居抜き物件の売買契約書を個人で作成するためには、膨大な知識と時間が必要になりますし、内容に不備が見つかることも珍しくありません。
また、現況確認を忘れた場合も、居抜き物件に瑕疵が残ったまま引き渡すことになったり、残置物の処理に困ったりと、さまざまなトラブルにつながってしまいます。
そのため、買い手がどのような人なのかに関わらず、不動産会社は必ず利用しなければいけません。

地方の居抜き物件がなかなか売れないときの対策は?

地方の居抜き物件がなかなか売却できない場合は、以下のような対策を取ることをおすすめします。

・リノベーションを実施する
・魅力をアピールする

リノベーションを実施する

古い居抜き物件の場合は、やはり建物や設備のリフォーム、リノベーションを実施するのが一番手っ取り早いです。
たとえ、周辺環境が良くなくても、綺麗で新しい設備が揃っていれば、現況のままよりは買い手が集まりやすくなることが期待できます。
ただし、この方法だと、居抜き売却で得ることができる利益は大きく減少してしまうため、その点に関しては前もって留意しておいてください。

魅力をアピールする

地方の居抜き物件ならではの魅力をアピールするというのも、売却できないときの対策の1つです。
具体的には、以下のような魅力を前面に押し出していくことをおすすめします。

・土地が広いため、のびのびと店舗経営ができる
・建物が広いため、複数の部屋を活用することができる
・税金、物価などのランニングコストが安い

地方にある居抜き物件は、土地も建物も広いことが多く、このような物件では、小規模な物件では不可能な選択肢を選択できる場合があります。
また、地方は都市部と比べて固定資産税などの税金、物価などが安いため、できる限りランニングコストを減らしたいと考える方には、こちらのメリットが響くことも考えられます。

まとめ

地方の居抜き物件における売却は、お世辞にも楽とは言えません。
買い手を見つけるのは大変ですし、仮に見つかったとしても、さまざまなポイントを押さえながら、慎重に手続きを進めていく必要があります。
そのため、まずは信頼して仲介を任せることができる不動産会社を探すところから始めましょう。
当社エムズリビングは、店舗を辞めたい方、始めたい方のマッチングを主な業務としていますので、お困りの際はぜひご相談ください。


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