空き家を放置すると迷惑がかかるのはなぜなのか? 横浜で空き家対策|株式会社エムズリビング

query_builder 2023/03/31
空き家
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親から空き家を相続したものの、使い道がなく、そのまま放置してしまっているという方は決して少なくありません。

しかし、そのままにしておくと、本来必要のない維持費が発生することになりますし、なんといっても近隣住民の迷惑につながります。

今回は、具体的にどのような形で迷惑をかけてしまうのかについて解説します。

 

空き家放置で発生する近隣への影響

空き家を売却せずに放置することにより、近隣住民には以下のような形で悪影響が及ぶ可能性があります。

 

・倒壊、破損

・火災

・草木の繁茂

・治安の悪化

・資産価値の低下

 

倒壊、破損

使用しない空き家をそのままにしておくと、どんどん建物は劣化していきます。

また、人が住んでいない建物は劣化のスピードがとても早く、倒壊あるいは破損の可能性も高くなります。

このように、今にも崩れそう、あるいは外壁が剥がれ落ちそうな空き家の近くに住む近隣住民は、怖くて仕方ありません。

つまり、近隣住民が倒壊や破損による剥落に巻き込まれてしまわないように、使わない空き家は早めに売却すべきだということです。

ちなみに、空き家の劣化スピードが速い理由としては、換気されないためカビが繁殖しやすいこと、損傷があっても修繕されないことなどが挙げられます。

 

火災

空き家は放火の対象になりやすく、もし火災が起こるようなことがあれば、近隣住民に甚大な被害を与えてしまいます。

空き家には木造のものも多いため、一度大きくなった火はなかなか消し止めることができません。

もちろん、放火だけでなく、自然災害等が原因で火災が発生したときも、空き家が延焼の原因となってしまうことが考えられるため、そのまま放置するのは控えましょう。

放置された空き家では、電気系統を原因とした火災が発生することも少なくありません。

こちらは、長期間掃除をしないことでコンセントにホコリが溜まり、そのホコリが空気中の湿気を含むことで、電流が流れ、火災が生じるというケースです。

 

草木の繁茂

空き家をそのままにしているということは、当然庭などの敷地も手入れしていないということになります。

また、敷地の手入れをしなければ、当然草木は伸び放題になってしまい、こちらが近隣住民への迷惑につながってしまうことも考えられます。

例えば、草木が生い茂っていると、虫が発生しやすくなります。

そして、不法投棄される可能性も高くなり、景観が悪くなることも考えられます。

空き缶や古雑誌などの生活ゴミだけでなく、中には家電製品や家具、自転車、布団などを投げ捨てていく悪質なケースもあります。

つまり、空き家の敷地を手入れせずに放置することで、近隣住民が生活しづらい環境が出来上がってしまうということです。

空き家を所有しているからといって、周辺環境を悪くして良いはずがありませんので、注意しましょう。

 

治安の悪化

建物は寂れ、草木は生い茂り、いかにも空き家というような見た目になってしまうと、治安の面でも近隣住民に迷惑をかけてしまいます。

例えば、明らかに見た目が空き家である場合、不法侵入者が現れたり、路上生活者が勝手に住んでしまったりする可能性もゼロではありません。

また、犯罪者によって、何か違法なことに使用されることも考えられます。

近隣住民からすれば、誰もいないはずの空き家に人が出入りしている状況は恐怖でしかありません。

もちろん、人だけではなく、犬猫等が棲みついてしまうことも考えられるため、そうなる前に早急に対処すべきです。

 

資産価値の低下

空き家を売却せずに放置していると、前述の通り状態はどんどん悪くなっていきます。

また、状態の悪い空き家が近隣に存在することにより、その近くの不動産における資産価値が低下することも考えられます。

こちらは、空き家がさまざまなリスクを抱えている物件であることから、近隣にあることを理由に、売買の際値引き交渉が行われやすいことが理由です。

資産価値を維持するため、丁寧に不動産を使用している方もいるため、このような状況に追い込むことは、極めて迷惑な行為だと言えます。

 

売却できない場合は土地活用を考えよう

空き家をそのまま放置しておくことで、さまざまな迷惑がかかるのは承知していながらも、なかなか買い手が見つからないという方もいるでしょう。

そのような場合は、土地活用できないかどうかに考えをシフトすることをおすすめします。

土地活用といえば、不動産投資や駐車場経営などのイメージがありますが、これらはある程度需要があるエリアでしか成立しません。

一方、上記の需要が少なくても、太陽光発電などの土地活用であれば、十分始められる可能性はあります。

 

まとめ

たとえ必要のないものであったとしても、空き家を相続した方は、所有者になった以上、放置せず最後まで責任を持って処理しなくてはいけません。

また、処理することから逃げるのは簡単ですが、それによって近隣住民に数々の迷惑がかかることは覚えておきましょう。

ちなみに、あまりにも悪質な放置の場合、損害賠償責任を負うことにもなりかねません。


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