不動産を相続した方が知っておくべき相続問題について 横浜で相続|株式会社エムズリビング

query_builder 2023/03/26
相続税
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不動産を相続した方は、主にどのような理由で相続問題が発生するのかを把握しておかなければいけません。

また、できる限り、相続問題を発生させないための対策も知っておくべきです。

相続問題発生の理由と対策を知っておくだけでも、不動産の相続は円滑に進みやすくなります。

詳しく見てみましょう。

 

不動産相続問題が発生する主な理由

不動産相続問題が発生する主な理由は以下の通りです。

 

・不動産の取得者が決まらない

・代償金が払えない

・評価方法が決まらない

・誰も相続しない

・相続できると誤解していた

 

不動産の取得者が決まらない

不動産を相続した方は、不動産の取得者が決まらないという理由で、相続問題が発生することを知っておきましょう。

相続財産が現金、または預貯金であれば、複数の相続人で1円単位まで正確に分けることができます。

しかし、不動産はそのように分けることができないため、基本的には相続人のうちの誰かが1人で引き継ぐことになります。

ただし、複数の相続人が1つの不動産を取り合うことになれば、もちろんゴタゴタになってしまいますし、取得したい相続人と売りたい相続人とで意見が分かれることでも、揉めることになってしまいます。

 

代償金が払えない

不動産を相続した方は、代償金が払えないという理由で相続問題が発生することも知っておきましょう。

不動産を相続人の1人が引き継ぐことになった場合、基本的にはその相続人だけ、他の相続人よりも多くの財産を引き継ぐことになります。

そのため、不動産を引き継いだ相続人は、代償金という形で他の相続人に金銭を支払い、すべての相続人が引き継ぐ財産を均等にしなければいけません。

ただし、こちらの代償金が払えないことで、不動産を引き継いでいない相続人が納得いかず、双方の関係に軋轢が生まれてしまいます。

 

評価方法が決まらない

不動産を相続した方は、評価方法が決まらないという理由でも、相続問題に発展することを理解しておきましょう。

不動産の取得者を決めたり、代償金の金額を決めたりするには、まず不動産を評価して、不動産の価格を算出しなければいけません。

不動産の評価には、実勢価格、相続税路線価、固定資産税評価などさまざまな方式がありますが、どの方法で評価するかで意見が分かれてしまうと、早々に揉めることになってしまいます。

 

誰も相続しない

不動産相続に関する問題と聞くと、不動産を相続人同士で取り合うというイメージが強いです。

ただし、逆に誰も相続しないという場合も、当然トラブルに繋がります。

なぜなら、取得する人物が決まらないということは、相続不動産がそのまま放置されることにつながるからです。

放置された不動産は、どんどん老朽化していきますし、見た目の悪さや臭いなどによって、周辺住民の生活に悪影響を与えるおそれもあります。

 

相続できると誤解していた

相続人の中には、被相続人とずっと同居していたり、介護をしていたりしたことを理由に、「必ず不動産を相続できる」と考えている方もいますが、実際はそうとは限りません。

このような相続人は、寄与分という制度を利用し、被相続人の財産維持、増加にどれだけ貢献したかをアピールする必要があります。

もし、寄与分が認められれば、当然相続は認められますし、貢献分だけ財産を多く引き継ぐことができます。

ちなみに、一定期間以上継続して貢献を行っていなければ、寄与分としては認められません。

例えば、3日だけ被相続人の介護を手伝ったなどのケースは認められないため、注意が必要です。

 

不動産相続問題を発生させないための対策

上記のような相続問題は発生させないようにするには、以下の対策が必要です。

 

・簡単に共有しない

・遺言を残しておいてもらう

 

簡単に共有しない

不動産を相続したとき、評価をしたり代償金の金額を決めたりするのが面倒になり、とりあえず共有で不動産を相続してしまうという方がいますが、これはおすすめできません。

共有の不動産は、他の相続人の許可を得ないと売却や貸し出しができないため、先ほど解説したもの以外にも、さまざまな相続問題に発展しやすくなります。

 

遺言を遺しておいてもらう

不動産相続問題の対策と言えば、何と言っても遺言です。

遺言があれば、不動産は誰が取得するのか、不動産はどうやって評価するのかなどを相続人同士で決める必要がありません。

すべて遺言の内容通りに相続することになるため、必然的に相続問題は発生しにくくなります。

そのため、今後不動産を相続する可能性がある方、または相続時に問題が発生しそうだと感じる方は、まだ存命する被相続人に対して、早めに遺言を作成してもらえるように依頼しておきましょう。

 

まとめ

ここまで、不動産を相続した方が知っておくべき相続問題について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

不動産相続だけでも、数多くの問題が発生する可能性があるということは、本記事の内容で理解していだけたかと思います。

また、不動産は、もっとも相続問題が起こりやすい財産と言われています。

そのため、被相続人に遺言の作成を依頼することは忘れないようにしましょう。


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