バリアフリーリノベーションに適した居抜き物件の特徴とは?

query_builder 2023/01/06
居抜き
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居抜き物件での飲食店開業を目指す場合、来客が店舗を利用しやすいかどうかも考えなければいけません。
また、高齢の方や子どもが訪れやすい業態では、開業後にバリアフリーリノベーションを実施し、さらなる利便性の向上を図るべきです。
今回は、バリアフリーリノベーションに適した居抜き物件の特徴を解説します。

バリアフリーについて

主に高齢者の方が店舗を利用する中で、障壁(バリア)となるものを除去(フリー)することをバリアフリーといいます。
また、そのような障壁を除去することを目的とした増改築がバリアフリーリノベーションです。
ただし、どのような居抜き物件でもバリアフリーリノベーションができるのかというと、決してそういうわけではありません。
そのため、居抜き物件で飲食店を開業する際は、後々バリアフリーリノベーションがしやすいかどうかを見越して、物件を細かくチェックする必要があります。

バリアフリーリノベーションに適した居抜き物件の特徴

では、バリアフリーリノベーションに適した居抜き物件には、一体どのような特徴があるのでしょうか?
具体的には以下の通りです。

・エレベーターが広い
・段差が少ない
・自動ドアを採用している
・廊下の幅が広い
・間仕切り壁が撤去できる
・水回りを移動させられる
・床下のスペースが広い
・バルコニーの床の高さを変更できる

エレベーターが広い

バリアフリーリノベーションに適した居抜き物件には、エレベーターが広いという特徴があります。
なぜなら、たとえ店舗の専有部分をリノベーションできたとしても、建物のエレベーターが狭く、介護者付きで車椅子の方が乗れないような広さであれば、快適な利用は実現できないからです。
また、広さだけでなく、手すりが付いているかどうかも大きなポイントです。

段差が少ない

バリアフリーリノベーションに適した居抜き物件は、さまざまな動線における段差が少ないです。
身体が不自由な方や車椅子の方にとって、段差は天敵です。
例えば、建物前の道路からエントランス、駐車場からエントランス、エントランスからエレベーター、エレベーターから店舗への段差がない物件はとてもおすすめです。

自動ドアを採用している

エントランスに自動ドアを採用している居抜き物件も、バリアフリーリノベーションに適していると言えます。
自動ドアであれば、身体が不自由な方でも楽に出入りできるからです。
逆に、手動で開閉するタイプのドアは、お年寄り等にとっても介護者の方にとっても不便なものとなるでしょう。
特に、風の影響でドアが重くなってしまう物件は要注意です。

廊下の幅が広い

廊下の幅が広い居抜き物件も、バリアフリーリノベーションに適しています。
具体的には、車椅子で通れるだけの十分な幅がある物件です。
たとえ店舗のリノベーションができたとしても、そこにたどり着くまでに通る共用部分の廊下が不便であれば、利用する際に支障が出てしまいます。

間仕切り壁が撤去できる

室内の間仕切り壁が撤去できる居抜き物件は、バリアフリーリノベーションに適しています。
つまり、ラーメン構造の物件です。
間仕切り壁を撤去することができれば、お年寄りや子どもの来客が利用しやすくなるよう、間取りを比較的自由に変更できます。
一方、壁式構造の物件は、床や壁、天井で建物を支えているため、基本的には間取りの変更ができません。

水回り設備を移動させられる

バリアフリーリノベーションに適した居抜き物件は、水回り設備を移動させられるという特徴も持っています。
キッチンやトイレなどの水回り設備を移動させることができれば、バリアフリーな間取りを設計する際の選択肢が広がるため、ここは抑えておきたいところです。
ただし、構造上移動が可能でも、建物の管理規約によって制限されているケースがあるため、必ずその点は確認しておきましょう。

床下のスペースが広い

床下のスペースが広い居抜き物件も、バリアフリーリノベーションには適していると言えるでしょう。
逆に、床下にあまりスペースがない物件は、水回りと廊下の間にある段差をなくすことができない可能性があるため、注意が必要です。
わずかな段差が、高齢の来客を不便にしてしまうことも考えられるため、こちらの点も忘れずにチェックしましょう。

バルコニーの床の高さを変更できる

バリアフリーリノベーションに適している居抜き物件には、バルコニーの床の高さを変えられるという特徴もあります。
バルコニーが存在する複数階の建物の多くは、室内とバルコニーの境目に段差があります。
バルコニー席を設ける場合は、こちらの段差を取り除くことも、大きなバリアフリーリノベーションの1つだと言えます。

まとめ

ここまで、バリアフリーリノベーションに適した居抜き物件の特徴を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
物件探しの段階から、開業後のことを見据えるのは非常に大切です。
もし、今後居抜き物件で開業をしようと考えるのであれば、まず当社エムズリビングにご相談ください。
店舗を廃業する方とのマッチング業務により、理想の居抜き物件探しをサポートさせていただきます。


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